AIによる病変検出システムおよび病変の識別支援システム、内視鏡システム、大腸内視鏡ファイバー、ベッドサイドモニタを新しく導入しました!
■EbdoBRAIN-EYE■
EbdoBRAIN-EYEは、リアルタイムで病変検出をサポートします。大腸内視鏡検査中の画像をAIが解析し、ポリープ・がんなどの病変候補を検出すると音と画面上の色で警告し、検出位置を枠で表示します。
内視鏡専門医とAIシステムのダブルチェックで病変の検出能力を高めております。
■EbdoBRAIN-X■
EbdoBRAIN-XはAIが解析し、リアルタイムに腫瘍・非腫瘍のいずれかを予測し、結果を表示します。こちらも内視鏡専門医とAIシステムのダブルチェックで腫瘍・非腫瘍の識別をおこなっています。
内視鏡システム(EVIS X1)を導入しました。内視鏡システム(EVIS X1)は、TXI・RDI・EDOFなどといったテクノロジーにより、スクリーニングから診断、処置までそれぞれのステップにおいて内視鏡診療の質を向上させてくれます。5LEDとタッチパネルの採用、ホワイトバランスフリー、マイCVモードなどの機能を搭載されています。
【TXI】
TXIは、通常光の情報に基づき、「明るさ補正」「テクスチャ―強調」「色調強調」の3つの要素を最適化する画像技術です。
ハレーション※¹を起こさずに暗部を明るくし、画像上のわずかな構造の変化や色調の変化を視認しやすくします。
入力画像を、ベース画像(明るさ成分)とテクスチャー画像に分解し、それぞれの画像はシステムの画像処理技術にて強調されます。
強調された画像は統合され、色調強調を加えることで微妙な組織の違いをより明確に表示し、病変部などの観察をサポートします。
※¹ハレーションは写真や映像の分野で「光が強く当たりすぎて画面が白くぼやけたり濁ったりする現象」のことです。
【RDI】
RDIはRed、Amber、Greenの狭帯域光を用いることで深部組織のコントラストを形成する、光デジタル技術を用いた独自の画像強調観察技術です。
RDIはRed、Amber、Greenの3色の狭帯域光を使用します。RedとAmberの光はともに粘膜深部まで到達しますが、それぞれの血中ヘモグロビンに対する光吸収特性と組織の光散乱特性の違いによりコントラストを形成し、深部血管や出血時の血液などがより観察しやすくなります。
【EDOF】
EDOF(被写界深度拡大)技術は近点、遠点それぞれにピントを合わせた2つの画像を合成することで、広範囲にピントの合った内視鏡画像を生成します。
通常観察から拡大観察まで、内視鏡検査のさまざまな場面において容易に明瞭な観察画像を得られることで、高精度な検査をサポートします。
詳しくはOLYMPUSのホームページを参照ください。
https://www.olympus-medical.jp/product/system/evisx1
大腸内視鏡ファイバー(PCF-H290ZL)は従来のファイバーに比べて軟らかく、通常の機種より長いのが特徴です。大腸内視鏡検査は、時には苦痛を感じることもあります。ですが、軟らかいファイバーを使用することでより苦痛が少なく検査を受けていただくことが可能になります。
また、稀に大腸の全長が人より長い方や大腸に癒着などがある方は通常のファイバーでは挿入が難しい場合があります。そういった方たちにも安心して検査を受けていただけるファイバーになります。
安心に内視鏡検査を受けていただけるように検査中は、モニタリングをしております。この度、その機械も新しい機械に変更しました。
内視鏡検査は、マイナスなイメージの方が強いと思います。
胃カメラは口や鼻から、大腸カメラでは大腸の中を内視鏡カメラが入るため苦痛を感じやすく、また、自分の体の中に内視鏡カメラが入る感覚は経験されたことがない方には未体験で怖いとおもいます。
当院ではそういった抵抗感、苦痛を少しでも和らげることができるようにご希望の方には、眠った状態で検査を行っています。検査後もしっかりとモニタリングを行い、安全・安心・安楽に検査を受けていただけるように努めています。
検査に伴う不安・苦痛を少しでも軽く、リラックスして受けていただけるよう、機器の整備とともにスタッフ一同、日々取り組んでおりますので内視鏡検査を当院でご希望の方は、お気軽にお問い合わせください。
- 2024.11.01
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