脱水症・熱中症を予防しましょう
毎日猛暑と熱帯夜が続いていますが、皆さん体調はいかがでしょうか。
クリニックにも毎日のように脱水症状で点滴をされる方がいらっしゃっています。
脱水症や熱中症は屋外の炎天下で起こるだけでなく、夜間や湿度が高い屋内など、体内の熱をうまく放出できずに体を冷やせない時には十分に起こる可能性があります。
こまめな水分補給をして、少しでも体調の変化を感じたら、早めに病院受診をしてくださいね。
●脱水症とは
汗によって身体の水分(電解質)が不足している状態のことを言います。
自覚症状としては口の乾きや体の怠さ、立ちくらみなどを訴えることが多いですが、高齢になると軽度の脱水では症状が明らかになりにくい特徴もあります。
その他の症状として食欲低下、血圧低下、頻脈なども出現しやすいです。
●熱中症
気温が高い環境で生じる健康障害の総称です。体内の水分や塩分などのバランスが崩れ、体温の調整機能が働かなくなり、体温上昇、めまい、倦怠感、痙攣や意識障害などの症状が起こります。
水分補給は喉が乾いていないから、汗をかいていないから大丈夫と思いがちですが、脱水症・熱中症予防のためには喉が乾く前からこまめな水分と塩分の補給が大切です。スポーツドリンクやOS-1などの経口補水液、塩飴などで補給をしましょう。また緑茶やコーヒーには利尿作用があるカフェインが含まれるため、この時期は要注意です。
ご高齢の方では「なんとなく元気がない」「ぐったりしていて反応が鈍い」という場合にも脱水症の可能性があります。重症化する前にお互いに注意をしながら水分補給をしやすい環境・涼める環境を作るようにしてください。
診察をご希望の方は受付(0586-46-1100)までお問い合わせください。
- 2018.07.24
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