初めての主夫生活

こんにちは。
タイトルからして、どんどん留学日記とはかけ離れていく気がしますが、
目新しいことがあるのは、私の学習より、家族の日常です。

ゴールドコーストの学校は、6月半ばから3週間の冬休みに入りました。
子どもたちのホリデー開始とともに、妻がやむを得ない事情で1週間、日本に帰国していましたので、
私1人で3人の子どもたちと過ごしました。

もちろん、日本にいたころには想像すらできない初めての主夫生活。私の学校は通常授業が行われていたため、
朝ごはんを食べさせ、お弁当を作り、ホリデースクール(働く両親を持つ子どもたちの預かりプログラム)に子どもたちを送り届けてから学校へ行き、授業が終われば子どもたちのお迎え、夕飯の支度に家事に…

日本での開業医時代、夜間休日を問わず、それこそ24時間寝ずにいるほど仕事で忙しいことがあっても、
今回のような疲労は味わいませんでした。仕事と家事育児では、疲れの種類が違います。
わかっていたつもりでも、実際に体験してみるとその大変さは想像以上でした。

幸い、妻の不在は6日間という短期間でしたので、あと何日、あと何日と言い聞かせながら
心の日めくりカレンダーをめくっていました。

妻の帰宅には、子どもたちより私自身が一番ほっとしたのは言うまでもありません。
(家中ごみ屋敷のような我が家に、妻の怒りを買いましたが、私としては、3人の子どもたちと無事に過ごせた1週間に、自分で自分をほめたい気分でした)

仕事をしていると、それだけで忙しい、忙しいとつい口にしてしまいがちな毎日ですが、
本当の忙しさって何でしょうか。
家事や育児のそれは、何もかもが思い通り(計画通り)にいかないストレスが付いて回ります。
今更ながら、このゴールドコーストの地にて、主婦の大変さをわかることになりました。

お金を稼いで家族を養うために忙しく、結局家族との時間が持てなければ本末転倒です。
かといって家族とだけ濃厚な時間を過ごしていて、経済的に困窮しては元も子もありません。
今の私は、そのどちらでもなく、自分の夢である医師としてのスキルアップの勉強のために時間を使っています。
子どもたちとの時間も、日本の倍以上ゆっくりととれています。

自分が選んだこの道を、後悔しないためにも、
勉強はもちろん、家族との時間を、そして何かしら忙しいということを自身の言い訳にしないことを
これからの目標にしようと思ったこの6月でした。


妻が帰国時に機内から撮影した写真です

1週間ぶりの家族時間はやはり海へ


  • 2016.06.29
  • Dr.DOGのオーストラリア留学報告